2019年の入管法改正により、一定の専門性・技能のある外国人について、日本国内で就労するための新たな在留資格(特定技能)が創設されました。
2019年4月から始まる新しい在留資格「特定技能」で介護の特定技能在留資格取得に必要な試験を実施します。
介護分野は、特定産業分野(介護)に指定され、介護業者は特定技能1号外国人を上限5年まで雇用することができることになりました。
介護で特定技能の在留資格を取得するために必要な「介護技能評価試験」と「介護日本語評価試験」とはどのような試験なのかをわかりやすくご説明したいと思います。
介護の特定技能の要件
介護分野における在留資格「特定技能」を取得するためには、海外で実施される「技能試験(➀介護技能評価試験)」並びに「日本語試験(➁国際交流基金日本語基礎テスト又は日本語能力試験N4以上及び➂介護日本語評価試験)に合格することが必要です。
第1回介護技能評価試験
実施国(実施都市):フィリピン(マニラ)
実施日 :4月13日(土)~14日(日)
実施方法:コンピューター・ベースド・テスティング(CBT)方式
試験時間:60分
問題数:全45問(学科試験:40問、実技試験:5問)
学科試験
介護の基本(10問)
こころとからだのしくみ(6問)
コミュニケーション技術(4問)
生活支援技術(20問)
実技試験
判断等試験等の形式による実技試験課題を出題
第1回介護日本語評価試験
実施国(実施都市):フィリピン(マニラ)
実施日 :4月13日(土)~14日(日)
※実施国と実施日は国際交流基金日本語基礎テストも同様です。
実施方法:コンピューター・ベースド・テスティング(CBT)方式
実施時間:30分
問題数:全15問
試験内容
介護のことば(5問)
介護の会話・声かけ(5問)
介護の文書(5問)
試験の申込
専用ウェブサイト申込期間:3月20日~4月9日
申込手順は、上記リンク先をご参照ください。
申込前に、リンク先記載のバウチャー券販売所において、介護技能評価試験、介護日本語評価試験、国際交流基金日本語基礎テスト(日本語能力試験N4以上をすでに取得されている方を除く)のバウチャー券を購入する必要があります。
介護技能評価試験・介護日本語評価試験の申込終了後、国際交流基金日本語基礎テストの申込みを速やかに行ってください(日本語能力試験N4以上をすでに取得されている方を除く)。
国際交流基金日本語基礎テストの申込方法は、介護技能評価試験・介護日本語評価試験の申込終了後e=mailで通知されます。
第2回介護技能評価試験・介護日本語評価試験を本年6月に予定されています。
受験手数料
「介護技能評価試験」「介護日本語評価試験」ともに1,000円程度
試験結果の通知
試験後1ヶ月以内を目途にEメールでスコアレポート(合否記載を含む。)を送付
まとめ
いかがでしたでしょうか。
介護分野の場合、例題が公開されていますので、比較的試験対策をたてやすいのではないかと思います。
今後、「介護技能評価試験」と「介護日本語評価試験」に関する情報が入り次第こちらのページでお伝えしていきたいと思います。